マイトリップの評判は嘘?悪い口コミの真相と賢い使い方を解説

格安で航空券を探している時、マイトリップというサイト名を見かけたことがあるかもしれません。しかし、同時に「本当にこのサイトは大丈夫なのだろうか」という不安を感じる方も少なくないようです。
インターネット上には様々な情報が溢れており、その中にはまるで効果ないスキンケア商品を試した時のように、期待を裏切られる結果を想像させるものもあります。
その情報が嘘や怪しいステマではないかと疑念を抱いたり、肌荒れのような不快な思いをする旅行は避けたいと感じるのは当然のことです。特にデメリットに関する情報が目立つと、利用をためらってしまうでしょう。
この記事では、そうした不安や疑問を解消するため、客観的な情報に基づきマイトリップの評判を徹底的に分析し、賢い利用方法までを網羅的に解説していきます。
この記事を読むことで、以下の点について深く理解できます。
- マイトリップの運営会社とサービスの実態
- 「返金されない」「予約できない」といった評判の真相
- 実際に報告されているトラブル事例とその対処法
- 後悔しないための賢い利用方法と注意点
マイトリップの悪い評判|その真相を分析

- マイトリップはどこの会社が運営?
- サービス内容と予約の仕組みを解説
- 予約が確認できない時のチェック項目
- 返金されないと言われるのはなぜか
- 報告されているトラブルの具体例
- 国際線利用時に注意したいこと
マイトリップはどこの会社が運営?
マイトリップの利用を検討する際、まず気になるのが「一体どこの会社が運営しているのか」という点ではないでしょうか。サイトの信頼性を判断する上で、運営会社の情報は非常に大切な要素となります。
マイトリップを運営しているのは、スウェーデンに本社を置く「Etraveli Group AB」という企業です。この会社は、ヨーロッパを拠点とする世界有数のオンライントラベルエージェント(OTA)であり、マイトリップ以外にも複数の旅行予約サイトを世界中で展開しています。言ってしまえば、個人経営の小さな会社ではなく、グローバルな規模で事業を行う旅行業界の専門企業なのです。
このため、「怪しい会社なのではないか」という心配は基本的に不要と考えられます。ただし、日本の会社ではなく海外の企業であるという点は、サポート体制やサービス文化の違いを理解する上で、あらかじめ認識しておくべきポイントになります。
サービス内容と予約の仕組みを解説
マイトリップがどのようなサービスを提供し、なぜ格安で航空券を販売できるのか、その仕組みを理解することは、サイトを賢く利用する上で不可欠です。
マイトリップは、航空会社から直接航空券を購入するのではなく、様々な航空会社の航空券を代理で販売するオンライン旅行代理店(OTA)です。世界中の航空会社の膨大なデータにアクセスし、それらを組み合わせて独自の価格で提供しています。この仕組みが、時には航空会社の公式サイトよりも安い価格で航空券を見つけられる理由の一つです。
予約のプロセスは、利用者がサイト上で希望の旅程を検索し、表示された選択肢の中から航空券を選んで決済するという、一般的な予約サイトと変わりません。しかし、ここで重要なのは、利用者はマイトリップと契約を結んでいるという点です。航空会社と直接契約しているわけではないため、予約後の変更や問い合わせは、原則としてマイトリップを通して行う必要があります。この点が、後述するトラブルや注意点に繋がることがあります。
予約が確認できない時のチェック項目
「マイトリップで予約したのに、予約が確認できない」という口コミは、利用者を最も不安にさせるものの一つです。しかし、多くの場合、いくつかの点を確認することで解決できる可能性があります。パニックにならず、まずは落ち着いて以下の項目をチェックしてみてください。
メールフォルダの再確認
最初に確認すべきは、登録したメールアドレスの受信トレイです。予約確認メール(eチケット)が迷惑メールフォルダやプロモーションフォルダに自動的に振り分けられてしまっているケースが非常に多く見られます。全てのフォルダを念入りに探してみてください。
予約番号の確認
予約完了画面に表示された予約番号(マイトリップの予約番号と、航空会社の予約番号の2種類がある場合があります)を控えていれば、マイトリップのサイト上にある予約管理ページから状況を確認できます。もし控えていなくても、メールが見つかればそこに記載されているはずです。
航空会社の公式サイトで直接確認
前述の通り、航空会社の予約番号が手に入れば、その航空会社の公式サイトにアクセスし、予約管理ページで直接照会することも有効な手段です。ここで予約が確認できれば、座席は確保されていると考えてよいでしょう。システム間のデータ連携にはタイムラグが生じることもあるため、予約直後に確認できない場合でも、少し時間を置いてから再度試すことが大切です。
返金されないと言われるのはなぜか
「返金されない」という評判は、マイトリップに関するネガティブな口コミの中でも特に深刻なものです。この問題の背景には、格安航空券特有の販売条件と、海外OTAならではのプロセスが関係しています。
なぜなら、マイトリップで販売されている航空券の多くは、価格を抑える代わりに「変更・キャンセル不可」または厳しい制限が付いていることがほとんどだからです。これはマイトリップ独自のルールというよりは、航空会社が設定する運賃規則に基づいています。利用者は予約時に、これらの条件に同意した上で購入手続きを進めることになります。そのため、自己都合でキャンセルした場合、規約通り返金の対象外となるケースが少なくありません。
また、航空会社の都合によるフライトキャンセルなど、返金の対象となる場合でも、プロセスが複雑で時間がかかる傾向があります。これは、返金手続きが「利用者 → マイトリップ → 航空会社」という流れで行われ、さらにその逆のルートで返金されるためです。海外企業とのやり取りも挟むため、数ヶ月単位の時間を要することも珍しくなく、この状況が「返金されない」という不満に繋がっていると考えられます。
報告されているトラブルの具体例
マイトリップの評判を調べる中で、実際に利用者が経験したとされる様々なトラブル事例が報告されています。ここでは、代表的なものをいくつか挙げ、その背景について考察します。
- 予約したはずが、実際には完了していなかった これは決済システムのエラーや、利用者側の入力情報不備などが原因で発生する可能性があります。予約完了画面と確認メールの両方を必ずチェックすることが、このような事態を避けるための基本的な対策となります。
- フライトの変更や欠航の連絡が来なかった 航空会社からの重要な通知が、マイトリップ経由で利用者に迅速に伝わらないケースです。海外のOTAを経由することで、情報伝達に遅れが生じるリスクは否定できません。そのため、フライトが近づいてきたら、自分自身で航空会社の公式サイトを定期的に確認するなどの自衛策が求められます。
- 予期せぬ追加料金を請求された 手荷物料金や座席指定料金など、予約時には含まれていなかった費用が後から必要になるパターンです。特にLCC(格安航空会社)を利用する場合、基本的な運賃に含まれるサービスが非常に限定的であることを理解しておく必要があります。予約内容の細部までよく確認することが大切です。
これらのトラブルはマイトリップ特有の問題というより、オンライン旅行代理店、特に海外の格安サイトを利用する際に共通して起こりうるリスクとも言えます。
国際線利用時に注意したいこと
国内線の利用と比較して、国際線の予約ではさらに注意を払うべき点が増えます。言語や文化の壁、そして複雑な規定が関わってくるため、事前の準備がより重要になります。
まず、乗り継ぎ(トランジット)がある旅程の場合、その時間に十分な余裕があるかを確認しなくてはなりません。マイトリップが提案する旅程の中には、乗り継ぎ時間が極端に短いものも含まれる可能性があります。遅延などを考慮し、最低でも2~3時間の余裕を持ったフライトを選択することが賢明です。
次に、渡航先のビザ(査証)要件や、経由地での入国手続きの要否は、必ず自分自身で大使館や領事館の公式サイトなどで確認する必要があります。これらはマイトリップが保証してくれるものではなく、利用者の自己責任となります。
さらに、受託手荷物や機内持ち込み手荷物の規定も軽視できません。特に複数の航空会社を乗り継ぐ場合、各社でルールが異なることがあります。最も厳しい航空会社の規定に合わせて荷物を準備するなど、周到な計画が求められます。これらの情報を怠ると、空港で高額な追加料金を支払うことになりかねません。
賢い利用法は?マイトリップの評判と向き合う

- サポートの対応に関する口コミ
- 料金が安いことのメリット・デメリット
- 利用前に必ず読むべきキャンセル規定
- 他の格安航空券サイトとの違い
- 予約をスムーズに進めるためのコツ
- 総括:マイトリップの評判と賢い使い方
サポートの対応に関する口コミ
マイトリップのカスタマーサポートに関する評判は、利用者の間で意見が大きく分かれるポイントの一つです。口コミを調べてみると、肯定的なものと否定的なものの両方が見受けられます。
否定的な意見としては、「電話がなかなかつながらない」「メールの返信が遅い」「日本語でのコミュニケーションがスムーズにいかないことがある」といった声が多く挙がっています。これは、運営が海外企業であり、サポート拠点も海外にあることが主な理由と考えられます。時差や言語の壁が、緊急時の迅速な対応を難しくしている側面があるようです。
一方で、「問題はあったが、最終的にはきちんと対応してもらえた」「英語で問い合わせたらスムーズに解決した」という肯定的な口コミも存在します。このことから、サポートの質そのものが低いというよりは、利用者側の期待値や、問い合わせる際の方法(言語や連絡手段)によって、満足度が大きく変わる可能性があります。少なくとも、日本の旅行代理店と同レベルの手厚い日本語サポートを期待するのは難しい、と認識しておくのが現実的でしょう。
料金が安いことのメリット・デメリット
マイトリップを利用する最大の動機は、その価格の安さにあることは間違いありません。しかし、その安さにはメリットだけでなく、理解しておくべきデメリットも存在します。両者を天秤にかけ、自分の旅行スタイルに合っているかを判断することが大切です。
項目 | 詳細 |
---|---|
メリット | 圧倒的な価格の安さ:最大の利点です。航空会社の公式サイトや他の代理店よりも安く航空券が見つかる可能性があり、旅行全体のコストを大幅に削減できます。特に価格を最優先する旅行者にとっては、非常に魅力的な選択肢となります。 |
デメリット | サポート体制への不安:前述の通り、サポートは海外拠点のため、迅速な日本語対応は期待しにくいです。緊急時のトラブルに自力で対処できる程度の語学力や旅行経験が求められる場合があります。<br>柔軟性の欠如:格安で提供される航空券の多くは、予約の変更やキャンセルができない、または高額な手数料がかかる条件付きです。予定が変更になる可能性が高い旅行には不向きと言えます。<br>各種手数料:基本的な運賃は安くても、座席指定、手荷物、支払い手数料などが別途加算され、最終的な支払額が思ったより高くなることがあります。 |
このように、料金の安さは大きなメリットですが、それは手厚いサポートや柔軟性をある程度犠牲にすることで実現されていると理解する必要があります。
利用前に必ず読むべきキャンセル規定
マイトリップを利用して後悔しないために、最も重要なのが「キャンセル規定を予約前に熟読すること」です。多くのトラブルは、この規定の確認を怠ったことに起因します。
キャンセル規定は、通常、予約手続きを進めていく過程の最終確認画面や、利用規約のページに記載されています。非常に細かい文字で書かれていることもありますが、面倒くさがらずに必ず目を通してください。特に以下の点は、重点的に確認が必要です。
- キャンセル・変更の可否:「キャンセル不可」「変更不可」と明記されているか。
- キャンセル料:キャンセル可能な場合でも、いつまでに、いくらの手数料がかかるのか。その金額はマイトリップの手数料と航空会社の手数料の合計である可能性があります。
- 返金に関する条件:どのような場合に返金の対象となるのか。航空会社の倒産や大規模な運航停止など、極めて限定的なケースしか想定されていないこともあります。
これらの規定に同意するということは、法的な契約を結ぶことと同じです。後から「知らなかった」では通用しないため、内容を完全に理解し、納得した上で予約を確定させる姿勢が何よりも大切です。
他の格安航空券サイトとの違い
格安航空券を扱うサイトはマイトリップ以外にも数多く存在します。例えば、Trip.comやSkyscannerなどが有名ですが、これらのサイトとマイトリップにはどのような違いがあるのでしょうか。
サイト名 | 運営会社(拠点) | 特徴 |
---|---|---|
マイトリップ | Etraveli Group AB(スウェーデン) | ヨーロッパを拠点とするグローバルOTA。価格の安さが魅力だが、サポートは海外準拠。 |
Trip.com | Trip.com Group Limited(中国) | 中国最大手のOTA。日本語サポートが充実しており、24時間対応を謳っているため安心感が高い。 |
Skyscanner | Skyscanner Ltd(イギリス) | 航空券の「検索・比較サイト(メタサーチ)」。直接販売は行わず、マイトリップや航空会社のサイトへ利用者を誘導する。様々な販売サイトの価格を一覧できるのが強み。 |
このように見ると、Trip.comは日本語サポートの手厚さで安心感を重視するユーザーに向いています。一方、Skyscannerは販売元ではないため、あくまで価格比較のツールとして利用し、最終的にはどのサイトで購入するかを自分で判断する必要があります。
マイトリップは、これらのサイトと比較すると「価格重視で、ある程度の自己解決能力がある上級者向け」の選択肢と位置づけられるかもしれません。それぞれのサイトの特性を理解し、自分のニーズに合ったものを選ぶことが賢明です。
予約をスムーズに進めるためのコツ
これまでの情報を踏まえ、マイトリップを利用してトラブルを避け、スムーズに予約を完了させるための実践的なコツをいくつか紹介します。これらの点を意識するだけで、リスクを大幅に軽減することが可能です。
第一に、予約情報は徹底的に記録・保存することです。予約手続き中の各画面、特に最終確認画面や決済完了画面は、スクリーンショットを撮って必ず保存しておきましょう。万が一、確認メールが届かないといった事態になっても、予約番号などの重要な情報が手元に残るため、問い合わせが格段にスムーズになります。
第二に、予約後は航空会社の公式サイトでダブルチェックを行う習慣をつけることです。マイトリップから航空会社の予約番号が通知されたら、すぐにその番号を使って航空会社のサイトにログインし、予約が正しく反映されているかを確認します。これにより、予約漏れのリスクを早期に発見できます。
そして最後に、スケジュールに余裕を持つことです。フライト日程が差し迫ってからの予約は、万が一トラブルがあった際に対応する時間がありません。できるだけ出発日から余裕を持って予約することで、心にも時間にもゆとりが生まれます。
総括:マイトリップの評判と賢い使い方
ここまでマイトリップの評判について、様々な角度から分析してきました。最後に、この記事の要点を箇条書きでまとめます。
- マイトリップはスウェーデンの大手旅行会社Etraveli Groupが運営している
- 世界中の航空券を扱うオンライン旅行代理店(OTA)である
- 怪しい会社ではなくグローバル企業の一つ
- 運営は海外企業であり日本の会社ではない
- 悪い評判の多くは価格の安さと引き換えのデメリットに起因する
- 「予約が確認できない」時はまず迷惑メールフォルダを確認する
- 航空会社の公式サイトで予約番号を直接照会するのが確実
- 「返金されない」のは変更・キャンセル不可の運賃規則が主な理由
- 返金手続きは海外経由のため非常に時間がかかることがある
- トラブルを避けるには利用規約、特にキャンセル規定の熟読が必須
- フライト変更の連絡が遅れるリスクを想定し自衛策が必要
- 日本語サポートは日本の代理店と同レベルを期待しない方が良い
- 価格の安さは最大のメリット
- サポートや柔軟性の低さがデメリット
- マイトリップは価格を最優先し、自己解決能力のある旅行上級者向けのサイトと言える
- 予約時にはスクリーンショットを撮って記録を残すことが賢明
- 自分の旅行スタイルやスキルに合っているかをよく考えて利用を判断するべき